10代を中心に圧倒的な人気を誇る、6人組エンターテインメントグループ「すとぷり」。ライブなどを除き顔出しはせず、各メンバーの姿はイラストで表現、楽曲はYouTubeやツイキャスなどで配信を行う。動画総再生回数は71億回以上で、昨年と今年で5大ドームツアー、全国アリーナツアーをそれぞれ成功させるなど、いまのりにのっている大人気グループだ。
11月13日には「第74回NHK紅白歌合戦」の出場歌手の発表があり、すとぷりにとって念願の初出場がついに決まった。同日、「すとぷり」の公式YouTubeチャンネルでは“超重大発表”と題した動画が配信された。
《まさか僕たちがね、この紅白歌合戦という舞台に立てるなんて本当に思ってなくて、でもそれもこれもどんな時もいつもそばで一緒に歩んでくれたリスナーさんのおかげです。本当に感謝でしかないです。大好きな皆と一緒に頑張ってきます》
と、メンバーのさとみ(30)がファンに感謝の思いを伝えるなど、夢の舞台への出場にメンバーそれぞれが喜びを爆発させ、祝賀ムードとなった。
2022年3月に発覚したすとぷりの不倫とモラハラ
一方、今回の紅白で注目を集めたのは例年5組程度が出場する旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)所属のタレントの出場数が、ゼロだったことだ。NHKの稲葉延雄会長は15日、定例記者会見で「(性加害問題の被害者に対する)補償が始まっているわけでもなく、まだ距離がある」とジャニー喜多川元社長の性加害問題が根源にあることを示した。
44年ぶりに1人も選ばれなかった事態に、旧ジャニーズファンからは落胆の声があがったが、その怒りの矛先が思わぬ形で向かったのが、「すとぷり」だった。
「ジャニーズが性加害問題で完全NGを食らったのに、なんで『すとぷり』は出場がOKなんだという批判がネット上で沸き上がっているのです。というのも、『すとぷり』のリーダーである『ななもり。』は内縁の妻で婚約者だったA子さんとの間に子供をもうけ、彼女が2人目の子供を妊娠していたにもかかわらず、複数の女性と不倫をしたり妊娠中のA子さんが過呼吸で救急搬送されるほど“モラハラ”をしていたと、暴露系ユーチューバー・コレコレ氏の配信で2022年3月、発覚したからです。