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MiA 八重歯も人工です。ジルコニアとダイヤモンドを混ぜた素材で、5年ぐらい前につけました。日常生活に支障もなく、かみ合わせもバッチリです。

 口元の改造で言えば、最近は舌先を割る「スプリットタン」にもしました。ライブ中にヘビのようなベロが覗いたら、異次元感があるでしょう? あとは顎の骨を切って、耳をとがらせる「エルフ耳」なんかもカッコいいと思っていて。ただ、一番の動機は、「人がまだやっていないことをしたい」「最先端なものに興味がある」という気持ちかもしれません。

乳首があった頃の写真(写真:本人SNSより)

――そこまで整形していると、過去に失敗もあったりしないんですか?

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MiA 失敗はめっちゃありますよ。ツアー前にほうれい線が気になって、ヒアルロン酸を入れたら血流障害を起こして、緊急除去しなきゃいけなくなったり。鼻のプロテーゼも一度感染症にかかって抜いたことがあります。トラブルは結構頻繁にあるんですよ。でも、そういうときは治せばいいと思っているので。基本的にポジティブなんです。

――手首にはマイクロチップを埋め込んでいるそうですね……。そのおかげで、手首を使うだけで電子決済やSNSのID交換ができるようになったとか。

MiA 両手に入れました。左手がLINEで、右手がインスタ用。スマホに手首を近づけるだけで、ID交換ができます。面白がってID交換してくれる人も多いので、すぐに人と打ち解けるツールとして地味に優秀です。

手首にマイクロチップを入れるMiAさん(写真:本人SNSより)

――未来を見ているようです……。

MiA 未来から来ました(笑)。

――タトゥーはいつから?

MiA タトゥーは最近で、1年ぐらい前から入れるようになりました。ファーストタトゥーはち●ち●に。次はおでこに入れました。スタイリングでキレイに隠せますから、特に生活に支障はありません。

“乳首切除”を決断した本当の理由

――乳首を切除した理由を、SNSでは「男に乳首はいらんやろ」「演奏しているときに擦れる」と説明していましたが、なぜこのタイミングで手術を?

MiA 実はほかにも理由があって……。仲の良い女友達が乳がんになって、おっぱいを取らなきゃいけなくなったんです。「乳首もなくなっちゃう……」とすごく落ちこんでいて。

 そんな彼女を見て、励ますつもりで「今は医療技術で再建だってできるんだし、別に乳首なんかなくてもいいじゃん」と言ってしまったんですよね。そうしたら「じゃあ自分が取ってみてよ」と言われて。それですぐに美容外科を予約しました。

――迷いはなかったんですか?