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大麻所持で逮捕、慶應からは「退学してくれ」と…ラッパー・Amateras(27)が明かす、金持ちキャラへの葛藤と、逮捕後の一変した生活〈幼稚舎出身〉

ラッパーAmaterasインタビュー#3

2024/01/02
note

ーー逮捕されたのは、新宿のホテルですよね。

Amateras 新宿のホテルに女性と一緒に泊まっていて、その人がルームサービスを頼んだんですよね。で、ルームサービスを持ってきてくれた従業員の方が通報したそうです。従業員は外国の方で、匂いにピンときたみたいですね。で、灰皿を交換するときに大麻の吸い殻を回収して、それを警察に提出したって話です。

ーー女性といるところを逮捕された。

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Amateras いや、晩ごはんを食べに行こうと誘ったら、彼女は先にルームサービスで自分の分を頼んでしまっていたんですよ。「じゃあ、1人で食べてくるわ」って、歌舞伎町の叙々苑に行って食べまくって。お腹いっぱいになってホテルに戻ったら、荷物が全部なくて、彼女もいないんですよ。

「あれ? 部屋、間違えたかな」と思って出たけど、間違ってなくて。「すいません。部屋に誰もいなくて、荷物もないんですけど」ってホテルの方に聞いたら、「さっき、警察の人が来てましたよ」って言われたんです。で、20分ぐらいしたら警察が来て「任意同行をお願いします」と。

 

ーー女性が警察に連れて行かれた後だった。

Amateras はい。最初は大麻を売ってたと思われて、営利目的が付いてたんです。「なんか、紙があったよ」って言われたんですけど、そういう売り買いを示すような紙じゃなかったので営利目的はすぐに取れて。結局、一緒だった女性との共同所持で逮捕されたんです。実際、吸ってたので。

 そのまま警察署の留置所に入れられて、母にも連絡が行ったけど、共犯がいると接見禁止になるんですよ。で、母とは10日間ぐらい会えなかったですね。

親には怒られ、慶應大学からは「退学してくれ」と

ーー接見禁止が解けて、お母さんにはなんと言われました。

Amateras 怒られました。「これからどうすんの?」って。「好きにやらせてきて、その挙げ句にこれか」という怒りがあったと思います。たしかに、親を裏切ってますから。

 起訴されて、すぐに保釈手続きを取って、保釈中に1ヶ月ほど国立精神・神経医療研究センターに入院して。大麻の依存性があるかどうか調べてもらったりしながら、センターから裁判所に通ってました。

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