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「信頼してくれた」大人たち

 体のラインが出るピッタリしたものや、下にペチコートを着用してギリギリまで短くしたスカートなどもありますが、歌を表現するための衣装なのでスカートが短くても、肩が出ていてもそれほど気になりません。ただ、似たようなデザインでも、水着だけはただひたすら恥ずかしくて。

 年に1回、芸能人水泳大会というイベントのあるときは、なんとなく気が重くなりました。水着で競技するのだけは許してくださいとお願いして、それだけはやらずにすみましたが、イベント冒頭の選手宣誓だけはやってほしい、歌だけは歌ってほしいと交渉されて、割りきって参加していましたね。

©撮影/前田晃

 衣装についてもヘアメイクについてもいろいろ思い出はありますが、すべてわたしたちに任されていたのは今思い返しても嬉しかったです。人前に立つ者として「信頼してくれた」という表現になるのでしょうか。「そんなメイクで出るの?」とか、「その髪型変えなさい」などと大人から言われたことは一度もなく、髪の毛を染めたり、長さを変えるのも自由。なりたいイメージを自分たちで作ることができました。

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 自分たちの責任ということも含めて信頼してくれている。それがわかっていたから、わたしたちも続けていられたのだと思います。