「RISE」に関わりたくてキックボクシングを始める
ーー2019年に日体大を卒業して、2022年4月に立ち技格闘技「RISE」のラウンドガール「R-1SE Force」のメンバーに。これは声が掛かってのメンバー入りですか。
宮原 自分からオーディションを受けました。空手も大好きだけど、高校生あたりから格闘技も大好きになって、ボクシングや総合格闘技の試合を見に行ってたんです。
それで試合でリングガールを目にするたびに、「私も格闘技が好きなのに、リングガールをやってないのはなぜなんだ」という謎の疑問や怒りが湧いてきて。「RISE」の試合も見ていて、ラウンドガールの方たちがものすごい素敵だったのもあって「絶対、RISEに入る!」って受けることにしたんです。もう、なんでもいいから「RISE」に関わりたくて。
ーーさらにキックボクシングまで始めて、「RISE」の試合に出るまでに。
宮原 ずっとボクシングかキックボクシングをやりたくて、お母さんに「やりたいんだけど」って言ってたんですけど「怪我して空手をやめたのに、なんでまたそういうのやるの?」って止められてて。で、いまの事務所に入ったぐらいのときに、たまたま社長がキックボクシングのジムに通っているのを知って、私も便乗させてもらったんですよ。
ラウンドガールのオーディションを受けるちょっと前、2022年のお正月明けから始めました。
ーー当然、キックボクシングは空手と勝手が違いますよね。
宮原 伝統派空手は腰から下の攻撃がないんですけど、キックボクシングは腰より下の攻撃があるんですよ。そのへんは、どうしても慣れるまで大変ですね。やっぱり当て感もグローブも違うし。でも、キックボクシングのアマチュアって、A、B、Cとあって、Cクラスはポイント制。しかも防具も付けてやるので、そのあたりは近いなと。
あと、痛さは全然違いますね。空手はビンタの痛み、皮膚が痛い感じ。キックボクシングは、内臓が痛くなる感じですね。空手は速さもあっての痛さなんですけど、キックボクシングはパンチが遅めでも痛さが来るんですよね。
KOした瞬間はホッとするような嬉しさがやってきた
ーー選手志望でキックボクシングを?
宮原 そんなつもりは、まったくなくて。楽しくダイエット的なものとしてやっていたんですけど、2022年10月に『RISE STUDIO』ってラジオ番組がスタートして、私と同じラウンドガールの大貫彩香ちゃんとパーソナリティを務めたんですよ。そこで企画を持とうとなって「“試合への道”がいいんじゃない?」って提示していただいて「はい!」って。そう答えるしかなかったというか(笑)。