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 さらにその周辺は……というと、まあこれが特に何も言うべきこともないような郊外の住宅地である。イズミヤの集合住宅の他にはマンションやアパート、また少し駅前から離れればちょっと古めの戸建て住宅がひしめくエリアもある。このあたりもまた細い路地が入り組んだりしているので、小さな住宅が集まる一帯だったであろうことがうかがえる。

 

 駅前から東に向かって歩いて行っても、小学校の広大な敷地が目立つほかには取り立てて変わりのない町並みが続く。15分も歩けば京阪電車のお隣の駅、古川橋駅が見えてくる。関西の私鉄の駅は、駅間が短い。これは、もともと一般的な鉄道ではなく、軌道、つまり路面電車がルーツであることが多いからだろうか。

駅前から西へ向かう。高架の先には…

 門真市駅前に戻って、今度は西に向かおう。駅前広場のすぐ西側には、まずモノレールの門真市駅の高架があって、さらに並んで近畿自動車道の高架が通る。それを潜れば、また小さな住宅や商店を中心とした町並みが続く。

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 京阪電車が高架を駆ける線路沿いを少し歩くと、北に向けては住友通商店街、南に向けては門真銀座と呼ばれる商店街も伸びる。こちらもお隣の駅がすぐ近くで、西三荘という。西三荘駅までは高架下も商業施設になっているようで、昔ながらの私鉄沿線の駅前風景といったところだろうか。

 

駅前にやたらと“ホテル”がたっている理由

 そしてもうひとつ、門真市駅の周辺でやたらと目に留まるのは、ビジネスホテルだ。アパホテルにスーパーホテル、そして東横イン。他にもいくつものホテルが建ち並んでいる。

 
 

 町中を歩いている限りでは、ただの大阪郊外の住宅地。そこになぜ、これだけのホテルが集まっているのだろうか。