〈あらすじ〉

 香港映画界の伝説的スタントマン、ルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)。現在は一線を退き、愛馬チートゥと撮影所に住み込み、エキストラなどの地味な仕事をこなしている。

 ある日、債務トラブルが原因でチートゥが連れ去られる危機に見舞われ、ルオは、疎遠になっていた一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)を頼る。法学部生の彼女は、仕事のために家を出た父親を許してはいなかったが、恋人の新米弁護士を紹介。彼らのサポートもあって、再びルオはチートゥと共にスタントマンとして活躍し始める。

 しかし、昔ながらの危険なスタントに固執するルオと、心配するシャオバオとの間に再び溝ができてしまう。

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〈解説〉

 老スタントマンと愛馬の絆、父娘関係の修復を描くヒューマン・コメディー。主人公の回想シーンにジャッキーの過去作のアクションシーンが多数登場。126分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ジャッキー・チェンも今や70歳か。アクションの衰えは相棒の馬に助けてもらう、という知恵。競走馬の美しさ、わくわく。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆椅子や卓子を使ったアクションは健在だが、父娘の情感描写があまりにも類型的。馬が賢くて可愛いので、つい見てしまう。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆愛馬、可憐で聡明な娘、老いたスタントマンを演じるジャッキー、全てに感動。撮影方法で危険を排除か、物語も切実。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★☆☆☆ジャッキーの俳優人生が反映された内容ゆえ襟を正して観たが、情緒過多と自己憐憫が強すぎて辟易。むしろ馬が主役?

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ジャッキーのフィルモグラフィーを振り返る場面に目頭が熱くなる。まさに「跳ぶのは簡単、辞めるのは難しい」に尽きる。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2023 BEIJING ALIBABA PICTURES CULTURE CO.,LTD.,BEIJING HAIRUN PICTURES CO.,LTD. 配給:ツイン
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ライド・オン(中国)
5月31日(金)より全国公開
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