最近、何かと京葉線が話題である。その理由は、通勤時間帯に快速を廃止するとかしないとか、やっぱり快速を増やすことにしましただとか、ダイヤを巡るそういう話が沿線自治体を巻き込んで大騒ぎになっているからだ。
快速を増やすことにみんなが賛成なのかと思いきや、それに反対する自治体まで現れた。沿線に暮らしていれば身につまされるところもあるのだろうが、傍から見ている限りではもうわけがわからない。いまさら外野が何かいうような段階ではないのかもしれない。
なので、ここではこの問題には触れないことにして、海浜幕張駅である。
外から見た京葉線の中で、存在感のある駅といったらまずいちばんに来るのが舞浜駅であることに異論はないと思う。夢の国があるのだから、あたりまえだ。で、その次はどこかというと、海浜幕張駅だろう。
言うまでもなく、海浜幕張駅は幕張メッセの最寄り駅。それに、千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムの最寄り駅でもある。だから、ふだんの暮らしの中では京葉線に縁がない人でも、舞浜駅と海浜幕張駅は一度ならずも訪れたことがあるのではないか。
とはいえ、目的の場所はメッセかマリンか、場所が決まっている。それもイベント目的なのだから、駅を降りたら一目散だ。だから、他に何があるのかがよくわからない。そんなわけで、海浜幕張の駅を歩いて見たいと思う。
メッセでもマリンでもない…京葉線“ナゾの終着駅”「海浜幕張」には何がある？
東京駅の地下ホームから京葉線に乗って、海浜幕張駅までは40分ほど。ちなみに、途中駅をすっ飛ばす快速ならば30分だ。
京葉線はほとんど高架を走っている。車窓から右手を見れば東京湾。京葉間にはいくつもの鉄道路線が走っているが、その中でもいちばん海側を通るのが京葉線である。だから時折、強風が吹いて電車が停まる。マリンスタジアムの名物が強風であるのと同じようなものだ。
