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「俺にできるのだから、君にもできる」
イーロンは「自分ができることは誰にでもできる」と思っているふしがありました。「君もできるよね」と自然に思う。実際に経営者にはそういう傾向がある人はいるらしいのですが、とにかく「自分ができることは、他人もできる」という信念のもとで、期待値設定をするわけです。
エンジニアたちに対しても「俺が会社で寝泊まりしてるんだから、みんなも寝泊まりするのは当然のこと」というスタンスです。自分と同じコミットメントを、ツイープスに対しても求めてしまう。
イーロンは、自分にできることは人にも同じレベルで求めてくるし、同様の危機感を求めてきます。
実際に彼は、Twitterの買収に限らず、自分が関係しているすべてのものにコミットしています。だからそこに「あなたたちもコミットしなさい」と求めてくる。同じレベルのコミットメントを求める。ここに「完全」に付き合うには、相当な技術と体力、胆力が必要になってくるなと思いました。