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「土俵入りや四股を踏む姿、相撲の伝統的な稽古方法の『テッポウ(鉄砲)』、塩を撒くなど、相撲にちなんだ動きをたっぷり見せてくれます。そんな着ぐるみの姿を見て、キャラクターに興味を持った方や、相撲が好きになった方もいらっしゃいました。また、お子さんを見つけるとファンサもしてくれます。そのためか、着ぐるみのせきトリくんたちに懐いて離れない子も。子どもたちの心をがっちり掴んでいるなと実感しています」

 キャラクターと実在の力士の「似ている!」はたびたび盛り上がり、最近ではあんこ山と、モンゴル出身の水戸龍関が似ていると話題に。日本相撲協会の公式SNSで2ショットが投稿されたこともありました。

「あんこ山」の表情がなんとも愛くるしい 筆者撮影

 大相撲ファンや力士たちにも愛されているせきトリくん。「これまでと変わらず、せきトリくんが子どもたちをはじめ多くの人が相撲に親しむきっかけになれたら。横綱や大関などの上位のキャラクターの存在感ももっとアピールしていきたいです」とグッズ担当者さんは語ります。

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 ちなみにグッズ化されているのは、ひよの山とあんこ山、赤鷲、すもも、川波の5キャラ。着ぐるみは、川波を抜いた、ひよの山とあんこ山、赤鷲、すももです。着ぐるみはそれぞれ1体ずつしかなく、とても貴重とのこと。姿を見られたときはラッキーかもしれません。

 相関図から個性あふれるかわいいキャラクターの存在が見えたマスコットキャラクター、せきトリくん。グッズの展開を含め、大相撲とせきトリくんのコラボレーションが気になるところです。