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「小さくて気持ち悪い」と番組に呼ばれず…

――キングオブコント決勝に出られる前「ラブレターズがシークレットシューズの一日店長。イベントに人が来すぎて5分で終了」というニュースを拝見しまして。

溜口 トークライブイベントをやる予定だったんですよ。

――シークレットシューズってシークレットにするからシークレットシューズなのに、めちゃめちゃ表に出しててかっこよかった。

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溜口 いやいや、かっこよくない(笑)。

 

――優勝後に出演したテレビ番組では、「2人とも小さくて気持ち悪い」という理由でネタ番組に呼ばれなかったというエピソードを話していましたよね。

溜口 そうですね、シークレットシューズを履くことに関しては特に大きな意図とかはなかったんですけど。

塚本 それこそノリというかね。背が低いのはさんざん言われてたから。

溜口 でもいじられるまではいかないというか。(ドランクドラゴン)塚地さんに「ラブレターズってコントのイメージが強いけど、平場出た時に何があるの?」って聞かれて「2人とも背が低いです」って答えたんですよ。でも「それは関係性がないといじれないよ」と。たしかに背が低いことでちゃんと笑いを取れているのって、池乃めだかさんとか、(ナイナイ)岡村さんくらいだなって。

 それに、僕らは2人とも背が低いから、比較対象がないのでいじりづらかったみたいなんですよね。で、2人でいろいろ話してて、シークレットシューズを履こうと。それなら脱いだ時に低さが強調できる。

2人が愛用しているのは、プラス16センチのシークレットシューズ

プラス10センチぐらい履いてても気づかれなかった

塚本 気軽に試着しに行ったら、本当に変わったんですよ。視野が変わった。笑っちゃった。

溜口 こんな世界があるんだ、っていう。

塚本 で、脱いだら「この差なに!?」って。

――比較対象を自分たちで作ったんですね。

溜口 「シークレットシューズ履いてる人って意外といなくない?」から始まって。

塚本 それは知らないよな。シークレットにしてるんだから(笑)。

溜口 それが今、ここで話題になるくらい浸透してね。

 

塚本 こんなに救ってくれるとは。最初はマジで黙ってたんです。プラス10センチぐらい履いてても誰にも気づかれないんですよ。本当に気づかれない! ってちょっと感動しました。

――やっぱりシークレットなんですね!

塚本 BKB(バイク川崎バイク)さんも小っちゃいんですけど、バイクさんのサングラスの上から目が合ってるのにもかかわらず、バイクさん僕らを見上げながら「お前らチビやな」って言ってるんです。意味が分からない(笑)。

溜口 ラブレターズは小さいという先入観がそうさせる(笑)。

――そこからどう一日店長にまでのぼりつめたのでしょうか。

溜口 さらば(青春の光)さんがシークレットシューズのことをいじってくれて広まり、ある日お店から連絡が来たという感じです。

塚本 こどもの日にイベントやって。一日店長やって。

溜口 「励まされました」ってメチャクチャ言われたんですよ。別に努力してるところを見せたっていいじゃん、っていう空気を作ってくれたと。

塚本 店長をやってる時にそういう言葉をたくさんもらって、背筋が伸びました。