著者は日本経済新聞社を2022年に退社し、以降はフリーの経済ジャーナリストとして、Webを主戦場に活動中。「わかりやすく、おもしろく」をモットーにした情報発信で、X(旧Twitter)のフォロワー73万、YouTubeチャンネルの登録者数32万、有料ブログの会員数3万人と、多くの人の心を捉えている。
本書はそんな著者による投資の入門書。なぜ今、株式投資を考える必要があるのか。投資について学ぶことで、どのようなモノの見方を身につけることができるのか。経済現象を理解するための指標にはどのようなものがあるのか。投資という軸を立てて、日々の暮らしと密接に繋がる「経済とお金のしくみ」を巧みに解説している。
「経済不安が続いていることもあり、資産運用に興味のある人はますます増えている印象ですが、しっかり学べる入門書はなかなかありません。経済事象は複雑で、たとえば『アメリカの金利が上がるとどうなるんですか?』といった単純な疑問でも、きちんと説明すると何時間もかかります。だから極めて簡略化するか、逆に初心者向けをうたっているのに、専門的で複雑な解説になってしまうことが多いんです。著者の説明はわかりやすく、それでいて情報の密度が高い。そうした点が読者に受けていると感じています」(担当編集者の中野亜海さん)