数多の書籍が生み出される現代において、突如として巨大通販サイト上にアップされたそのお知らせは一見、何の変哲もない1冊の本の予約受付に過ぎないように映った。著者が、“将来の天皇の義兄”を産んだ女性であることを除けば。
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7年超の沈黙を破って、自伝出版
自伝出版が明らかになったのは、小室佳代さん(58)。NY州弁護士として活躍する小室圭さん(33)の母親である。タイトルは「ブランニューデイ あたらしい日」。既に予約受付が開始され、発売は2月6日。版元は内外出版社(東京・台東区)だ。
「今年で創立66年を迎える出版社で、自動車や釣り関連の雑誌を発行しており、自動車雑誌業界では老舗です。書籍はビジネス本や自己啓発本が中心。佳代さんが同社を選んだ理由として『週刊誌の版元を避けたのでは』とも言われています」(出版関係者)
2017年12月、佳代さんと元婚約者X氏との金銭トラブルが報じられて以降、公の場で語ることは一切なかった佳代さん。7年超の沈黙を破って刊行される自伝の紹介文では、圭さん誕生からこれまでに〈いくつかの心を揺さぶられる出来事〉があり、〈書き留めておきたいこと〉に気付いたとされる。
佳代さんの料理へのこだわり
とくに滲むのは料理へのこだわりだ。自伝には自筆の料理イラストも掲載されているといい、〈「料理をつくることは生きること」――佳代さんの料理に込めた想いは、人生の糧とも言えるでしょう〉。著者プロフィールにはわざわざ“鎌倉山のドイツ家庭料理店でドイツ人店主から料理を習った”と記す。
かつて圭さんが通っていた絵画教室の仲間にも、
「いつかドイツに留学して、料理やお菓子作りを勉強したい」
と語っていた佳代さん。