「佳代さんは以前から、料理に自身のアイデンティティを見出そうとする傾向があった。幼い圭さんを連れて通っていた喫茶店では『私もこんな店を出したい』と語り、夫の自死の後に勤め始めた先も老舗の洋菓子店だった。元婚約者のX氏に対しても、献身的に手料理を振舞うことで関係を深めていました」(宮内庁担当記者)
実際、佳代さんが婚約期間中だった11年にX氏に送ったメールには、
〈ボルシチを作りました 今晩お届けに上がります〉
〈ビーツの酢漬けは又後日お持ちいたしますね〉
などと、家庭料理の域を超えたメニューが並ぶ。
「翌年、X氏が婚約解消の意思を伝えた際には、佳代さんが『私が毎日料理を作らなかったからいけなかったのかしら』と口にしたほどでした」(同前)
眞子さんへ送りたいメッセージ
母の教えを受け継ぐのが圭さんだ。米ロースクール時代は自炊生活で「知人にホームパーティに呼ばれた際にはクッキーを焼いてきた」(NY法曹関係者)ことも。そして“嫁”の眞子さん(33)も……。
「結婚前はほとんど料理をしたことはなかったはずですが、21年の渡米後は果敢に挑戦しているようです。渡米直後には、スーパーや鮮魚店で買い物をする姿がしばしば目撃されていました」(前出・記者)
鮮魚店で眞子さんは、店員に「焼き魚にしたい」「スシ・スタイルでも食べられるの?」と尋ねるなど、レパートリーを増やそうとしている様子だった。
「今回、佳代さんが自伝で綴ったとされる『料理をつくることは生きること』という思いも、姑として眞子さんへ送りたいメッセージなのでしょう」(同前)