松尾 楽しそうに、美味しそうにごはんを食べる子はモテますね。
当時は「女子力」という言葉が全盛の時代だったんで、合コンでサラダの取り分けをする子が気が利くって女性誌でも書かれていて。サラダのトングを取り合うみたいなことがありました(笑)。
男性の目を気にして女性は結構食べなくなっちゃうんですけど、ある時、1人の女の子が「この唐揚げすごい美味しそうじゃない? 熱々のうちに食べちゃうね」って言って手づかみでかぶりついたんです。その日の人気No.1は彼女でした。
「スーパースターや元プロ野球選手とも食事して…」有名人との合コン事情
――当時、雑誌のコラムではいろいろな業界、企業の方との合コンをレポートしていました。いま話題のフジテレビ社員との合コンはありましたか。
松尾 なかったですね。私がコラムのネタ集めに合コンしているのをよくわかってくださっていて、「今、スポーツ選手と飲んでるから来ない?」と電話をくれる方はいました。
――合コン相手には有名人もいましたか。
松尾 合コンというよりは食事会でしたけど、スーパースターのAさんはお酒を飲んでも本当に礼儀正しくて。あとマメなんですよね。テレビの出演情報もよく送ってくださってました。
元JリーガーのBさんは、CA好きで結構有名でした。あとは、女子アナと結婚された元プロ野球選手のCさんとか。どの方々もみなさん品が良かったです。
――ちなみに文藝春秋の人間と合コンしたことはありますか。
松尾 ないんですよね。出版社の方とは当時、結構合コンしていたんですけど。週刊文春の方と合コンしたら、面白かっただろうなと思います(笑)。
「結婚しないと自分には価値がない」と思っている人が多い
――現在は婚活コンサルタントとして活動されています。転身のきっかけは?
松尾 CAの合コンの企画をしたり恋愛相談に乗っている中で、参加したみんなが次々に結婚していくようになって、いつしか“成田の母”と言われるようになったんです。それが起業をしてみようかなと思ったきっかけです。今はセミナーなどで、婚活におけるコミュニケーションノウハウなどを女性に教えています。