「あのやるせなさは忘れられられない」
「もともと私はYa-Ya-yahのファンでした」(Aさん)
Ya-Ya-yahとは、現在Hey! Say! JUMPとして活動する薮宏太さん、八乙女光さんほか数名のメンバーで構成されたグループで、ジュニアながら2002年に「勇気100%/世界がひとつになるまで」で“CDデビュー”も果たしていました。しかし、2007年に薮さんと八乙女さんがHey! Say! JUMPのメンバーとなり、同年デビュー。Ya-Ya-yahは事実上の解散となったのです。
「私は薮さん、私の親友は鮎川太陽さん(Ya-Ya-yah のメンバー。現在はフリーで俳優として活動)のファンで、ふたり楽しく彼らの応援をしていたんです。
ところが、突然Hey! Say! JUMPのデビューが決まりました。鮎川さんがデビューメンバーに入らなかったことで親友とはギクシャクして疎遠になり、なんとも切ない思いをして……。あのやるせなさは、今でも忘れられません」(Aさん)
新グループに加入しないメンバーも
Aさんの娘さんが応援していたのは美 少年の藤井直樹さん。彼の名前は新しく結成された3グループのどこにもありませんでした。
「どう声をかけてあげたらいいか分かりません。娘の泣き顔に、かつての親友の泣き顔が重なって見える」というAさん。
「ファンに辛い思いをさせないために、ここ数年はある程度人気の固まったグループをそのままデビューさせる方向にしたんだな、と思っていたのですが……」(同前)
愛するグループがなくなるなんてありえない。2000年代のように何度もグループの再編成が行われていた時代は終わった。やがてはデビューできるはず――。
ある意味“幸せ慣れ”していたところに、突如として“解体”が突きつけられたため、ファンはより強く痛みを感じたのかもしれません。

