決まって毎年2月には国外に脱出! そのワケは…
――どうして毎年2月にタイに行っているのですか?
石川 だって日本は寒いんですもの。寒いの苦手なんですよ。あと、2月ってそんなに音楽イベントがないんです。1月は年明けイベント、3月からは春のイベントがあるんだけど、2月って大きな仕事やイベントが少ないから、それもあって。所属しちゃうと会社や事務所に予定決められちゃうけど、僕は全部自分でマネージメントしてスケジュール決められるから「2月は仕事しな~い」って言って、毎年南国に逃げてるんです。でも今年は、向こうでライブもやったし、レコーディングもちょっとしてきましたよ。
――現地でライブを。そういえば、SNSの投稿を見たんですが、知久さんもご一緒だったんですか?
石川 知久くんも来てたけど別行動。彼はツノゼミって虫を研究してるんだけど、その関係でチェンマイに自分の好きなフォルムの虫がいるからって来てるんだよね。今回は1回だけ一緒に食事をしたのと、彼が無料ライブをやるっていうので、見に行った。
僕のライブは今回はちょっと特殊で、チェンマイで起業している日本人の集まりがあって、その二次会に呼ばれたライブでした。
石川浩司流タイでの過ごし方「昼は読書、夜はファンと交流」
――主催者が石川さんのファンなんですね。
石川 7~8年前に知り合った人で、チェンマイに住んでいて、音楽をやってる人なんです。以前も何回かライブを企画してくれたことがあって「じゃあ、来年はミャンマーでライブをやりましょう」って言ってくれてたんだけど、今ミャンマーは政情が非常に不安定になっちゃって「とてもできないね」ってことで中止になっちゃった。
――海外旅行先でも、ファンと交流してるんですね。
石川 ご飯を一緒に食べますね。タイで僕が借りるマンスリーマンションの前に夜7時にくれば、一緒に晩御飯を食べましょうって言っているので。だからミュージシャンの知り合いも多いですけど、昔から知ってるファンの人が、初めましてっていう友だちも連れてきたりしながら、一般の人ともご一緒します。人数は日によって全然違うけど、多い日は15人くらい。20人くらいになっちゃったときは、タイ語が喋れる友だちに、電話でお店の予約を取ってもらったりして。でも大体5人から7~8人で、その場で相談して行くお店を決めてますね。
――ワイワイ集まってタイの夜を楽しむんですね。
石川 僕なんかもういまさら観光地には行きたくないし、人混みもあんまり好きじゃないので、各自、昼は自由行動で。で、夜に参加できる人は一緒に食べたり飲んだりしようって。そういう感じです。
