中居とX子さんを交互に見つめ、A氏が言い放ったのは……

 散会したのは、夜10時頃。中居が「俺、寿司が食べたい!」と提案するとA氏が賛同し、3人は近所の寿司店へ。A氏は中居とX子さんを交互に見つめ、こう言い放ったという。

「この2人が付き合ってくれたらなぁ」

 前出のX子さんの友人は、次のように証言する。

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「A氏は2人をくっつけようとしてきたといいます。30歳近く年上の中居さんは、彼女にとって交際対象外。即座に『何を言っているんですか』と制したそうですが、結局、中居さんに言われて断れずに携帯番号を交換してしまった」

 X子さんが中居から「みんなで飲もう」とショートメールで誘われ、意に沿わない性的行為を受けたのは、その直後の同年6月上旬のこと。バーベキューを含む一連の経緯によって、X子さんは「Aさんがセッティングしている会の“延長”」と認識したのだ。

中居正広 ©文藝春秋

 再びA氏に尋ねた。

——中居さんの家でバーベキューをすることはよくあったのか。

「以前からよく皆さんでお邪魔していて、性的な目的云々ではなくて、集まりやすい場所だった。世間のイメージでいうようなマンションの一室ではなくて」

——寿司屋では、どのようなやり取りがあった?

「第三者委員会の調査があるので答えられません」

——X子さんは「Aさんの誘いの延長線上だった」と主張している。

「今ここで自分の意見は言えません」

 そう言って口を閉ざす。

X子さんは「意に沿わない性的行為があった」と一貫して主張

 A氏は第三者委の調査に対し、何を語っているのか。「週刊文春」は2月20日発売号でA氏が次のように供述していることを報じている。

「中居さんが彼女のことを好きだと思ったので、付き合えばいいのになぁと思っていた」

 実は、事件直後の2023年6月から翌年8月末までの間、フジ幹部がX子さんから聞き取った内容を記録した“面談録”が存在する。その“面談録”によれば、X子さんは「意に沿わない性的行為があった」と一貫して主張している。

 では中居本人はどう考えているのか。中居の知人を含む関係者への取材を進めると、フジの内部調査での発言内容が浮き彫りになった――。

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