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生い茂る竹林の向こうにやたらイカツいビル群。これは…
彼らは藤白台の東端に抜けると、開発以前の千里丘陵の面影を留めているような竹林が茂る公園の中を通ってゆく。その先にあるのは、大阪大学の吹田キャンパスだ。
かつての大阪大学は学部ごとにキャンパスが大阪府内に点在していた。それを集約する形でニュータウンの開発に合わせて北摂地域の豊中と吹田にキャンパスが設けられた。
吹田キャンパスはそのひとつで、主に理工系の学部や研究機関が集まっているようだ。北千里駅前から連なって歩く若者たちは、きっと大阪大学や大学院の学生さん。北千里駅前は、大阪大学の“学生街”という側面も持っているのである。
が、およそ学生街らしい空気感は存在しない。それはキャンパスが理工系だからなのか、梅田あたりまで繰り出してしまうからなのか。いずれにしても、昼間の北千里駅周辺、意外と若者たちの姿も見かけるのであった。




