6/6ページ目
この記事を1ページ目から読む
こうした措置の多くは「危険な犯罪者の不法移民を追い出すためには致し方ない」という政権の言い分のもとに容認され、正当化されている。
多くの保守層もこうした動きに目をつぶっている。「今は経済的に苦しくても、アメリカの誇りを取り戻せるのなら」と願っているからだ。
だが、その「誇りの復興」が、誰かの人権を踏みにじるものであるなら?
そしてそれが、かつてファシズムが台頭した時代と重なり始めているとしたら?
そうした問いが、私たちの胸の奥に残る“もやもや”の正体なのかもしれない。
シェリー めぐみ(しぇりー・めぐみ)
ジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家
NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。アメリカのダイバーシティ事情を伝える講演を通じ、日本における課題についても発信している。
ジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家
NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。アメリカのダイバーシティ事情を伝える講演を通じ、日本における課題についても発信している。
