なこ 特に大事だったのは、姿勢です。電車の中でも、姿勢を良くするために足を地面につけずに座っていました。あとは小顔体操やスキンケア、メイクでもかなり変わりました。
──確かに若い頃の写真と比べると、肌の色が違いますよね。
なこ レモンやローズマリーを入れたデトックスウォーター、むくみに効くといわれるコーン茶もこまめに飲んでいたのも良かったと思います。
細かいことなんですが、話し方やその表情も大事ですね。自分が人に見られているときの“利き顔”を知るとか。人の顔って、左と右で美しく見える側が違うんです。どちらがキレイに見えるのか細かく観察したり、ひとつひとつの積み重ねで人からの見え方がすごく変わるんです。
──努力の結果なんですね。顔や体に対するコンプレックスが解消されたのは、どのタイミングだったのでしょうか。
なこ それで言うと、同時期にサロンモデルを始めたのも大きかったと思います。コンプレックスは軽減されるものの、完全にはなくならないですよね。たとえば骨格は、整形でもしない限り変えられません。でも、髪型をちょっと変えてあげるだけで、顔の形も補整がかかってシュッとして見えたりしますよね。
サロンで自分ならではの魅力を引き出してもらえて「こんなに変われるんだ」っていう驚きとうれしさが自信につながりました。そこで初めて「コンプレックスって隠すよりも活かしてあげれば、いくらでもプラスになるんだな」って気づけたんです。
ダイエットが「自分を好きになる」手段だった
──コンプレックスに感じている部分も、その人らしさの一部ですもんね。ちなみに最近は整形という手段も身近になりました。なこさんは整形についてどう考えていますか?
なこ コンプレックスを改善したり、自分を好きになる第一歩として整形することも、一つの選択肢だと思います。ただ、私にとって自分を好きになる手段は「ダイエット一択」でした。
──なこさんご自身が垢抜けして一番良かったこと、自分自身が変わったなと思うことはありますか?




