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房総半島の海の幸を実食!
皮の模様が魚とは異質で敬遠される方も多いウツボだが、実はここ房総半島では「なまだ(ウツボの地方名)」と呼ばれ、食用する文化がある。今回は三枚におろして七輪で蒲焼にしてみた。
見た目とはうらはらに、皮はゼラチン質でぷるんとして柔らかい。身は魚より鳥肉に近く、細胞の隙間にきめ細かなコラーゲンを含むため、噛むほどに肉汁が溢れる。ウナギの蒲焼ダレとの相性は抜群だ。
なお、調理の際は尻尾に近づくにつれて筋肉に埋もれた皮下埋没骨(小骨)が多く、専門の調理師でないと簡単には取り除けない構造をしているので注意が必要。一方で腹身は一般的な魚と違い骨がないため最も食べやすい部位になる。
ウツボは近海においては上位捕食者にあたるため、生態系の維持のために持ち帰る際も最小限の数を心がけてもらいたい。房総半島の漁業の変遷を垣間見た今回の釣行、また謎の穴を発見しだい調査に向かいたい。
同取材の内容をまとめた動画をYouTubeにて公開中です。ぜひご視聴のほど、よろしくお願いします。
ぬこまた釣査団「磯に掘られた謎の穴で釣りをしてみると想定外の大物だらけでした…」
写真=ぬこまた釣査団(大西)
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