2回目のデートで「結婚を前提にお付き合いしてください」

アンナ そうですね。話も盛り上がって、食事の後はヨッチャンの行きつけのバーに連れて行ってくれて。シャンパンとかもたくさん開けてくれるんですよ。

ヨッチャン 普段どんな飲み方をしているかわからないから、こっちもこういう感じが好きなのかなって手探りで。結局そんな飲み方をしたのは初対面の日だけだったんですけど。

アンナ 私が金のかかる女だと思っていたみたいで、ちゃんとおもてなしをしてくれたんですよ。でも内心は「ハイボールでいいんだけどな」って(笑)。

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ヨッチャン それがわかっていたらよかったんですけど、たぶんその日だけで100万円以上使いましたね。「このままだと破産する」って思いました(笑)。

 

――2回目はどんなデートだったんですか?

アンナ 「なにが食べたいですか?」って聞かれて、「生春巻が食べたいです」って言ったんです。

ヨッチャン 「え、生春巻って、あの生春巻でいいのか?」って。前回のお店とあまりにギャップがあったから、動揺しちゃって。で、いろいろ探していい感じのお店があったので予約したんですけど、当日まで本当にこのお店で大丈夫なのかなって不安でした。

アンナ 高級フレンチ料理ばっかり食べているイメージだったみたいなんです。ぜんぜんそんなことないんですけど。

――2回目のデートで、「付き合おうか」的な流れに?

アンナ そうですね。2回目で「付き合ってほしい」と言われて。

ヨッチャン 「結婚を前提にお付き合いしてほしい」と伝えました。そしたら彼女も「ヨッチャンと同じ景色を見たい」って言ってくれて。

――それで交際がスタートしたと。

アンナ その2日後くらいに、ヨッチャンが沖縄に旅行する予定があって誘われたんです。「一緒に行きませんか?」って。

ヨッチャン 病気をしてから、手のしびれがあるって言ってて。僕も脳梗塞でしびれや麻痺が残っていたから。彼女の気持ちもすごくわかったんです。沖縄の綺麗な夕焼けを見たら、気持ちも穏やかになって少しでも良くなるかなって思ったので、急遽誘ったんです。

アンナ もちろん一緒にいたい気持ちもあったと思うんですけど、それよりも私のことを考えてくれて、「この景色を見たら僕もしびれが少し良くなったから、アンナさんもどうですか?」って。でも、どうしてもはずせない予定があったので、「ごめんね」って断って。