国道に面していかにも堂々と立つ銅像が…

 浦佐駅は南北に細長い魚沼盆地の中にあり、出入口は東と西に設けられている。東口が「八海山口」、西口が「毘沙門天口」などという。このうち東口、つまり八海山口を出ると、大きなロータリーが待っていた。

 

 ロータリーの奥には国道が通り、渡った角にはコンビニが建つ。奥にはホテルや金融機関、スーパーマーケットなどもあり、居酒屋などの飲食店もポツポツと。規模は小さくとも浦佐の中心市街地といったところだろうか。

 

 そのさらに先を流れる魚野川を渡った先には中学校や八色の森公園、また巨大な病院までが置かれている。駅前から徒歩圏内ではないものの、近くには北里大学や国際大学といった教育機関もあるようだ。

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 駅前からまっすぐ東に延びる目抜き通りの正面に聳える山は、日本酒の銘柄でも知られる名峰・八海山である。

 

 が、気になるのはそうした町の中ではなく、駅前にあった。ロータリーの脇、国道に面して堂々と立つ、かつての内閣総理大臣、今太閤の異名を取った田中角栄の銅像だ。