「『脱ぐのが恥ずかしい』と思ったことは一度もない」ステージで踊っているときの気分は?

――裸になることへの恥ずかしさなどはなかった?

宇佐美 全然なかったですね。デビューしてから今まで、「脱ぐのが恥ずかしい」と思ったことは一度もありません。

――ストリッパーとしてステージで踊っているときは、どんな気分なのでしょうか。

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宇佐美 ステージで踊っているときは、すべての瞬間が楽しいです。

 自分が楽しんでいて、さらにお客さんも盛り上がっていると、劇場がなんとも表現しがたい良い空気で満たされるんですよ。そういう雰囲気を味わえると「ここが私の人生の頂点だ」と感じます。

 

 あと、どこまでも自分の身体にフォーカスした表現だという気持ちよさ、安心感があります。

 もちろん実際には衣装があって、照明があって、音楽もあるんですけど、作品の中心には常に自分の肉体がある。そういう部分も好きですね。

「コンサル時代と凄まじくギャップがあるわけではない」キャリアチェンジ後の収入事情

――会社員からストリッパーになって、生活スタイルのギャップは感じますか?

宇佐美 一般的に、ストリップの興行は10日間区切りで行われるんです。毎日4回ステージに立って、終わったらまた別の劇場で10日間の興行が始まって……という生活なんですけど、今のスタイルのほうが自分に合ってるなと感じます。自動的に休みも10日単位ということになるので、メリハリをつけられるのが良いですね。

 あと、勤務時間がどちらかというと夜型なのも良いです。私、朝が弱くて早起きができないから、会社員時代は9時に出社するのが苦痛でした(笑)。

 

――収入面は変化しましたか。

宇佐美 出演が続いて30日ずっと働くときもありますし、出演がなくて1か月ずっと働かないこともあるので、一概には言えないんですけど……コンサル時代と凄まじくギャップがあるわけではないです。

 衣装にお金をかけたりする余裕もあるし、休暇中にはたまに旅行もします。元々浪費家タイプではないこともあり、暮らし向きはそんなに変わってないですね。