【19位 ホーホケキョ となりの山田くん(1999年公開 監督:高畑勲)】

「『となりのトトロ』と行きたいところだけど、ここはひねって、山田くんに一票。テレビでもたまには山田くんを放送してよ」(60歳・男性)

「いしいひさいちの絵がいい!」(55歳・男性)

19位 『ホーホケキョ となりの山田くん』 ©1999 いしいひさいち・畑事務所・Studio Ghibli・NHD

「高畑作品の中でも1番に好きなのが山田くん。作中でも出てくる『適当』の言葉の通りこの作品は世の中を変えようとか、誰かを救うとかそんな話は一切出ず、ただの家族の話。でもそこに、今の世の中を生きるヒントがあるように思う。考えすぎたら、時には考えるのやめてもいいんだよってメッセージが沁みます。『金曜ロードショー』でも放送してほしい」(25歳・男性)

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「意外にも、ジブリでは貴重なファミリー映画なのではないか。高畑監督が描く『火垂るの墓』の残酷さとはまた違った部分での人間の機微が伝わってくる」(64歳・男性)

18位 思い出のマーニー(2014年公開 監督:米林宏昌)

「ヒロイン・マーニーを演じた有村架純さんの声が好き」(22歳・女性)

18位 『思い出のマーニー』 ©2014 Studio Ghibli・NDHDMTK

「この映画の雰囲気がすごく好きです」(44歳・男性)

「ジブリ映画の中でも深い心理描写と、北海道の美しい風景。祖母との邂逅を経て愛情を確認し、人との関係を再構築していく。ラストで全てがわかって涙が止まりませんでした」(60歳・女性)

「ストーリーも風景も独特な味わいがあって好きな作品のひとつ。マーニーが好きすぎる息子は、愛犬にマーニーと名付けたほど。不思議で幻想的な雰囲気に惹かれます」(63歳・女性)

17位 かぐや姫の物語(2013年公開 監督:高畑勲)

「細部まで行き届いた、高畑勲監督の映画作りへのこだわり。映画を通して伝わってくる女性性に対する考え方。見終わった後に大きな余韻が残る作品でした」(52歳・女性)

17位 『かぐや姫の物語』。“パクさん”こと故・高畑勲監督が手がけた最後のアニメーション作品となった ©2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK

「『絵が動く!』というアニメーションの原初的な喜びを体感させてくれる作品。映画館で観て震えました」(64歳・男性)

「手描き感を生かした映像づくりなど、新鮮な表現が印象的でした。『かぐや姫』は古典的な物語で、今まで何度も何度も観たり、読んだりしてきたはずなのに、新しい物語を見たような不思議な感覚になりました。高畑監督の作品、もっと観てみたかったです」(44歳・女性)