2025年11月20日、Nintendo Switch 2期待の新作となる『カービィのエアライダー』が発売された。
本作は、「星のカービィ」シリーズを生み出し、「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズを手掛け、学習まんがにもなった桜井政博氏がディレクターを担当していることもあり、大きな注目を集めている。
2003年にゲームキューブで発売されコアな人気を獲得していた『カービィのエアライド』の続編ということもあり、いま改めてこのシリーズが陽の目を見る状況になったといえる。ただし、懸念点もある。
「……こりゃあ『マリオカート』でよいですね」
これは桜井氏が発売前に発した言葉だ。Nintendo Switch 2にはすでに『マリオカート ワールド』があるわけで、なぜ『カービィのエアライダー』という似たようなキャラもののレースゲームを出すのだろうか? そういった疑問を代弁したものとなる。
もちろん、この発言のあとには『カービィのエアライダー』が『マリオカート ワールド』と異なる魅力を持っているといった話に繋がるわけだが、確かにこれは大きな問題だ。差別化できなければ、『カービィのエアライダー』は埋もれてしまう。
この作品は、いかにして『マリオカート ワールド』との違いをアピールしようとしたのか?

