――中学の同級生が高校へ通ったり卒業していくのを見て、焦りはありませんでしたか。
向 当時は焦ってはいませんでした。アルバイトで生活するぐらいのお金はあったし、「どうにかなるだろう」と思っていた気がします。結局、就職活動もしないまま通信制高校を卒業してしまいました。
――では通信制高校を卒業してからは何を?
向 居酒屋でアルバイトを始めました。当時は父親と千葉に住んでいたんですが、「お父さん、仕事でアメリカに行くことになったから、お前がここに住め」と言われて1人暮らしになっていました。19歳にしては広すぎる3LDKのマンションに1人で住んで、家とアルバイトの往復生活でした。
初めての女性に言われた「いい加減人間のふりやめた方がいいよ」
――生活に変化はありましたか。
向 その年の最大の変化は19歳で童貞を卒業したことですね。相手は友達の8歳上のお姉ちゃんでした。
――今の仕事からすると、めちゃくちゃ早いというわけでもないのですね。
向 当時は完全にオタクだったので、チャンスも全然なかったんですよね。女性に対して積極的に行ける性格でもなかったので。
――その女性とは交際していた、ということですか?
向 僕は彼女だと思っていたんですけど、向こうはそのつもりはなかったようです。「付き合うってこういう感じかな」とか色々考えて彼女の誕生日にプレゼントを渡したりもしたんですけど、僕が「愛情」をよくわかっていない人間だと見透かされてしまって、「いい加減、人間のふりやめた方がいいよ」と言われました。最初はぎょっとしましたけど、僕自身も明らかに真似事だという自覚があったので、納得してしまいました。
――その彼女とはどうなりましたか。
向 すぐに別れました。まぁ付き合っていたかどうかもよくわからないんですけど。ただそれでタガが外れて、女の人と遊ぶようになりました。バイトで一緒になった女子高生や、近所の携帯ショップで働いている女性の店員さんなどと仲良くなって、1人暮らしのマンションに連れていって……というのが定番でしたね。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

