なにやら昭和レトロなボウリング場が…
いまでは薪炭を運ぶことはさすがにないが、交通量の多い主要道路のひとつとして大賑わい。片側1車線道路という事情もあろうが、のろのろと進むクルマが長い列を作っていた。
そんな五日市街道の道沿いに、新東京ダイヤモンドボウルという古いボウリング場があった。
ボウリング場だけでなく古着屋なども入っていて、昭和レトロというか古びたというか、なんとも言えない味わいを醸している。
いくらかアメリカンな、バンカラな空気感を抱えているから、郊外の住宅地に過ぎない拝島の町では異彩を放つ存在だ。
1971年オープンというボウリング場の脇には、拝島駅構内から分岐して米軍横田基地に繋がる引き込み線が通っている。鶴見の貯油施設から横田基地まで飛行機の燃料を運ぶ貨物列車、通称“米タン”がいまでも走る現役の貨物路線だ。横田基地はボウリング場のすぐ北側から広がっている。
そう、拝島駅は横田基地の最寄り駅のひとつでもあるのだ。
今も昔も“基地のまち”
横田基地といえば、福生市内の国道16号がベースサイドストリートなどと名付けられて、日本に居ながらにしてアメリカンなムードが感じられる……などといわれる。拝島駅よりも牛浜駅などのほうがそちらに近く、横田基地の最寄り駅としての知名度は高い。
それでも拝島にも米軍基地の関係者が足を運ぶことがままあるようだ。五日市街道沿いのバンカラなボウリング場にも、アメリカ人がやってくることがあるのだろうか。まあそこは米軍のこと、基地の中にボウリング場や映画館のひとつやふたつ、あるに違いないけれど。
いずれにしても、アメリカンな雰囲気は薄くとも、拝島もまた“基地の町”なのだ。そう思いながら玉川上水沿いを歩いていると、上からバラバラとプロペラの轟音が聞こえてきた。
見上げればオスプレイ。そういえば4年前に来たときも、拝島の上空をオスプレイが盛んに飛んでいた――。
撮影=鼠入昌史
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