拝島駅にやってくるのは、2回目だ。以前訪れたのはだいぶ昔……と思ったら、2021年に来ていた。意外とつい最近、4年半前のことだった。だからそれほど町の様子も変わっていないだろう。

 それでも時を置いて再訪すれば、また違った何かが見えてくるやもしれぬ。虚心坦懐、まっさらな気持ちでやってきたのである。

JR3路線&西武線が交わる“ナゾの駅”「拝島」には何がある? 撮影=鼠入昌史

計4路線が交わる“ナゾのターミナル駅”

 ……と、いきなり言い訳がましいが、とにかく拝島駅だ。拝島駅は東京の西部、昭島市にある。といっても、駅構内に市境があって福生市にも跨がっている。だから正確を期すならば、昭島市と福生市に跨がる駅、ということになる。

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今回の路線図。JR3路線&西武線が交わるターミナルながら、全国的な知名度は低い。

 拝島駅に乗り入れているのはJRが青梅線・五日市線・八高線の3路線。加えて西武拝島線の終着駅でもある。つまり、JR3路線と西武線、あわせて4路線が乗り入れているターミナルなのだ。

 東京都内といってもそこは多摩地域。4路線が交わるというのはなかなかのものだ。乗り入れる路線が地図に太字で描かれるような主要路線ではないのが玉にキズ。それでも多摩地域では立川や八王子といった主要ターミナルに伍するほどの要衝の駅といっていい。

新宿からは約50分

 この駅の知名度を一気に高めたのは、JRではなく西武線だ。2018年に運行を開始した、西武新宿線の座席指定列車「拝島ライナー」。小平駅からは拝島線に入って、西武新宿~拝島間を結んでいる。2023年に増発もしているから、それなりにお客はいるのだろう。

 
 

 拝島駅までは、この拝島ライナーに加えてJR青梅線にも中央線からの直通列車が走っている。どちらも新宿からの所要時間は約50分。東京都心からの直通ルートが2つもあるというわけだ。

 1時間足らずの所要時間も踏まえれば、充分すぎるほどの通勤圏内である。