「未経験者歓迎!」というコピーに魅力を感じて応募
子どものころから自宅のまわりでよく目にした馴染みのある職。間違いなく人の役に立つ。自分にどのくらいの体力があるのかもわかる。
清掃車のヨコ乗りは雨の日も雪の日も酷暑の日もゴミを集めて回らなくてはいけない。肉体的にも精神的にも自分が試される。この仕事ができたら、ほかの仕事もやれるだろう。人としても自信が持てるだろう。
社会は便利になった。かつて、職探しは多くのプロセスを踏まなくてはならなかった。インターネットが普及する以前、ハローワークでは、各社からの求人票を1枚1枚丹念にチェックしなくてはいけなかった。希望する仕事を見つけたら、その会社に連絡をして、カメラ店のスタジオで撮影した正面の顔写真を貼った履歴書を送付して、試験を受ける。
採用になったら、仕事を獲得できる。あるいは、新聞の求人広告を見たり、求人専門誌を購入したりして、応募する会社に履歴書を送付、試験……のプロセスを踏まなくてはならなかった。いずれのケースも、不採用になったら、振り出しに戻る。
しかし、今はさまざまなツールがある。ハローワークや新聞広告や求人専門誌も機能しているが、さらに求人アプリが職探しのメインストリームになっている。エン転職、doda、Indeed、タイミー、タウンワーク、ビズリーチ……などだ。
それぞれのサイトには特徴がある。正社員として転職、アルバイトやパート、空いている時間を有効活用するすき間バイト、日雇い、ヘッドハンティング……など。短期の仕事では、履歴書や面接不要のケースも珍しくない。
ゴミ収集の仕事は、日雇い専門の求人アプリで見つけた。自分にやれるか、まずは1日やってみよう。そう考えた。体力を求められる仕事であることは間違いない。
最初に採用してくれたゴミ収集会社の住所は東京の郊外。自治体から仕事を受注してる会社だった。
「幅広い年代のかたが活躍中!」「未経験者歓迎!」というコピーに魅かれた。
「女性も活躍中!」とも書かれていた。必ずしも力持ちでなくてもいいと理解した。
