南国ムードあふれる駅前

 日南線に乗ってそれまで辿ってきた駅々は、どこも南国ムードに溢れている。

 その終点なのだから、志布志駅とて南国ムードに満ち満ちて。駅前の通りを渡った先にはソテツの大木も植えられていた。

 

 ただ、終着駅としての志布志駅は寂しいものだ。

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 ホームは1面1線、つまり到着した列車が折り返すだけだ。やってくる列車の数も、1日にたったの8本しかない。2026年3月にはさらに2本減ってしまうという。

 つまり日南線と志布志駅は、途方もないほどのローカル線とその終着駅なのである。

 

乗客は鉄道ファンばかり?

 宮崎駅から2時間半以上乗ってきた列車の中も、志布志駅に到着する頃には2~3人くらいしか乗っていない。それもみな、鉄道ファンか何かなのだろう。志布志駅に着くやいなや、カメラを構えてあちらこちらで写真を撮っていた。

 
 

 ローカル線の旅にはどうしても旅情を求めたくなるものだ。が、地元の人がひとりも乗っていなくて、数人の鉄道ファンだけという有様ではいささか旅情にも事欠くというものだ。

 まあ、かくいう筆者も旅情を台無しにしている張本人なのですが。