「潜在的に男の人が好きじゃない」父親から受けた虐待の“トラウマ”

――日常生活などで、お父さんからの虐待の影響を感じることなどはありますか。

LIONA 潜在的に男の人が好きじゃないというか、苦手意識みたいなものはずっとありますね。思春期の時は特にひどくて、施設に新しい男性の職員さんが入ってきたりすると、すごくしんどくて。

――LIONAさんにとっては生活スペースなわけですものね。

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LIONA あちらは仕事で入ってきているだけなので申し訳ない話ではあるんですけど。当時は子どもだったので「マジで話しかけないで、気持ち悪いから」とか言ってしまって。

 好意で握ってくれたおにぎりに対して「いらない! 捨てといて!」とか言ったり、今思うと本当にひどいことをしたなと……。

 

――ご自身の性格には何か影響したと思いますか。

LIONA 食べることが好きじゃないのは、きっと幼少期に、食事を残さないようにきつく言われたからだろうなと思います。あとは、結構我慢しがちな方で、思っていることを言わないというか、言わないことの方が楽なので、言わない。

 だから我慢ともちょっと違うのかな、特に気負いはしていないんですけど。でも、主人とはちゃんと話し合いをするようにしています。

「本当は美容系の専門学校に行きたかったけど…」児童養護施設退所後の金銭的な不安

――児童養護施設で暮らしていた時、進路について悩みはありましたか。

LIONA ありましたね。やっぱり後ろ盾がない、頼るところがまったくない状態だし、一人で生き抜くことができるのかって。本当は美容系の専門学校に行きたかったんですけど、自分の貯金も限られているし、退所後に受けられる金銭的なサポートもないので現実的に難しくて。

 

――金銭的な援助は受けられないのですか。

LIONA 18歳で退所する前に、児童養護施設にいる子たちに向けた給付型奨学金はあるんですけど、それも最大30万円で、1回だけなので、継続的に支援が受けられるというわけではないんです。

 丸1日学校で勉強をして、そのあと学費と生活費を稼ぐために休みなくアルバイトをするとなると、もともとあまり体もメンタルも強い方ではないので、厳しいなと。