「胸のサイズを聞いてきたり、棒で胸を突いてきたり…」就職後に受けたセクハラ・パワハラ被害
――それで就職を選んだのですね。やはり退所をするのは不安でしたか。
LIONA どちらかと言うと最初は「やったー、やっと施設から出られる」だったんですよ。でもいざ一人暮らしを始めたら、いろんなことが重なって人生で一番くらい病んでしまって。
――何があったのですか。
LIONA 職人系の仕事に就いたのですが、会社でのセクハラとパワハラがひどかったんですね。直属の上司だったんですが、胸のサイズを聞いてきたり、棒で胸を突いてきたり。私と同い年くらいの娘がいると言っていたので、40代くらいだと思うんですけど。
――それは辛いですね。
LIONA 最初は「私が我慢すればいいや」と思うようにしていたんです、仕事を辞めて収入が途絶えるのがとにかく怖くて。
私がコロナに罹って休んでしまったことがあったんですけど、その時に担当していた大きい案件があって。人手不足だったので私一人が担当していたのですが、出社ができないのでそれが進められなかったんです。
そのことに激昂した上司から「お前がバカだからできねえんだろ」みたいなことを言われたり、すごく責められて。
「じゃあ辞表だけ書いてくれる?」会社側の無関心な対応
――それでどうなったんですか。
LIONA 「頑張ってるのになんでだろうな」って自分を責めてしまって、辛くなって。「もう辞めます」と言ってそのまま辞めました。
――会社側は、何か対応をしてくれましたか。
LIONA 直属の上司ではなく事務の人に相談をして辞めたんですけど、無関心というか事なかれ主義というか「じゃあ辞表だけ書いてくれる?」みたいな感じでしたね。上司の方はなんのお咎めもなく、その後も働き続けていたみたいです。
――そのあとは、すぐに別の仕事に就いたのですか。
LIONA そうなんです。生活ができないので急いで探して入ったら、そこも問題のある会社で。横領や金銭的な問題が色々あったんです。
――LIONAさんが病んでいたというのは、その時期ですか。
LIONA そうですね。1社目の会社を辞める少し前なのでまだ社会人1年目だったんですけど、18歳の時にお母さんが亡くなってしまって。お風呂場で、ヒートショックで亡くなったんです。

