みんなが選びそうな答えを選んだ
――あざみさんはどれを選んだんですか。
あざみ 皆が選びそうなものを選択した気がします。匿名の記入でしたけど、気にしてると思われたくなかったから。
でも、アンケートの集計をしたら1人だけ、「どれでもない」と答えていた子がいて。誰が答えたのか想像がついたし、その回答にすごく救われたのを覚えています。
いまだにどの答えがいいか私にもわからないですけど、大人になった今では、どんな質問が来ても大丈夫な抗体がついたことはたしかです(笑)。
――思春期には、特に男性に苦手意識があったそうですが。
あざみ 男性の方が、女性の容姿に対して優しくないな、というのは感じていて。
傷ついたってほどではないんですけど、中学の時にちょっとヤンチャな男の子から、「1万円出してやるから治療して来いよ。皮剥いだら綺麗になるんだろ」って言われたことがあって。
瞬時に、「1万円じゃ足りなくない?」って思ったのと、「それじゃ治んないと思うけどな」と思ったんですけど。
――冷静ですね。
あざみ その男の子が続けて、「お前、かわいいんだからさ」って言ってきたんです。だから、彼なりのアドバイスというか、善意なんだろうなとはわかったんですけど。まあ、的外れだなぁと思って聞き流しました。
すっぴんを見せた彼氏の「意外な反応」
――恋愛に奥手になるようなこともあった?
あざみ それでいうと、高校の時にお付き合いした人の影響が大きくて。
その時ちょうど震災があってしばらく学校にも行けず、バッチリメイクをするのも難しくなっていたこともあり、彼に会う時は徐々に化粧を薄くしていって、最終的にはすっぴんで会ったんです。
一瞬ちょっとびっくりした顔をしたんですけど、それ以降、お別れするまで一度もあざについて聞かれなかったですね。
――あざ隠しメイクしている時と同じように接してくれたと。
あざみ そうです。それがきっかけになって、男性にすっぴんを見せることに抵抗がなくなったし、徐々にメイクを薄くするのも面倒なので、お付き合いする前に「私にはアザがあって」と事前に伝えるようになりました。
――あざのことを打ち明けて、意外な反応があったことは?
