「ごめんね」という気持ちを感じてほしくない

あざみ 先天性の病気や障害のあるお子さんをもつ親御さんが、「普通に産んであげられなくてごめんね」みたいな後悔を吐露されているのを聞いたことがあるんですけど、両親にはそんな風に思ってほしくないし、思われたくもないんです。

 今もレーザー治療していることを親に伝えていないのは、「ごめんね」という気持ちをちょっとでも感じてほしくないというのが一番ですね。

――ご両親が悩んでいるようなところを見たことはありますか。

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あざみ ないですね。ただ、実家に飾ってある赤ちゃんの頃の私の写真がカラーじゃなくて、なぜか白黒なんです。

 理由は聞いたことはないですけど、きっと私が生まれた時はすごくショックだっただろうし、今みたいに情報がたくさんあったわけじゃないから、たくさん悩んだだろうなと思って。

子どもの頃のあざみさん(本人SNSより)

 たぶん、私よりよっぽど辛かっただろうと思うんですけど、小さい時の写真を見ると、自分がどれだけ愛情を持って育ててもらったかわかるので、それで十分ですね。

――今、あざみさん自身があざで悩むことは減りましたか。

あざみ 1年のうち数分あるかないかくらいですね(笑)。メイクが上手くなったことでかなりの部分が解決できたというのは大きいです。

 同じ悩みを持つ人に自分のメイク法を共有できたらいいなと思ってSNSをはじめたんですけど、そこで感謝のコメントをたくさんもらって。逆にあざでトクしたんじゃないかと思うくらいです(笑)。

 この発信が誰かのためになったら、親にも治療していることを伝えられるようになるかなあ。

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