「大谷選手だって単に野球がうまいからお金もらえてるわけじゃない」

出井 野球選手もそうでしょうけど、ただ単に野球がうまいからお金もらえてるわけじゃない。その間にいっぱいあるわけじゃないですか。球団があって、スポンサーがいて、ファンがいてね。

楢原 大谷翔平人気だって、選手としての実力はもちろん、ああいうビジュアルがあってこそでしょ。それこそ雪肌精のCMをやるくらいの。芸人の顔ファンを否定する人が結構いるけど、顔ファン全然いいと思うんです。だってエンタメはそういうものだから。楽しみ方は人それぞれだから。

 ただ自分たちが漫才で好きになってもらいたいなと思ってるんだったら漫才頑張った方がいいよねとは思う。いや俺の顔なんか見るなよ、漫才見ろよはちょっと尖りすぎかなっていう。顔でもいいじゃん。見てもらえるだけでありがたいよ。

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出井 それにしても大谷選手はCM出過ぎじゃないですか(笑)。広告として消費されることに関してこんな無頓着でいいのか? あれほどの選手が。

楢原 でもナイキからもCM話が来たけど、ナイキとニューバランスを比べた時に、ニューバランスの方が自分の理念に合ってたというのはなんかで見た。無頓着なわけではない。

出井 じゃあなんで「おむすび二刀流」をよしとしたんだ。

楢原 それはわからない(笑)。

出井 「おむすび二刀流」も衝撃でしたけど、「僕の味覚に、どストライク」っていうバージョンもあるんですよ。これどうなのよ??

楢原 確かに。ほんとに大谷選手がそう言ったんだろうか。

出井 さらにその後、「うまさ、クライマックス」になった。

楢原 大谷選手、クライマックスシリーズ関係ないじゃん。

出井 関係ない。せめて「うまさ、ワールドシリーズ」だろ。それも変だけど!

――大谷選手の見解が聞きたいところです。

楢原 会って聞きたいですね。

出井 ここから得られる教訓としては、「みんな立ち止まって考えよう」

楢原 ちゃんと考えよう。

 

――そうですね、2026年の目標は。

出井 立ち止まって考えよう、自分の人生。うまさ、クライマックス。やっぱり全然わからない(笑)。

撮影=松本輝一/文藝春秋

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