乗客を乗せて決められた場所から出発、目的地まで輸送する。一見すると地味に見える「バス運転手」の仕事だが、実はさまざまなスキルが求められていることを、皆さんはご存じだろうか。
「バスの運転を担う」仕事は、人の生命を乗せて走るようなもの。安全運行への責任も生じるうえに、相応のサービスも求められる。突然の追突事故に遭ってしまったら? 走行中に乗客から「トイレに行きたい」と泣きつかれたら?――こうした不測の事態を含めた幅広いシチュエーションへの対応や、座学の知識を競うコンテストが、1月に開催された。
主催は、全国各地に23路線・345便の高速バス路線を展開する「WILLER EXPRESS」だ。コンテストではいったいどんな「無茶ぶり」がなされ、手練れの運転手たちはどう対応したのか。
賞金100万円をかけ、300人ほどがしのぎを削った
WILLER EXPRESSが自社のバス運転手、通称「ハイウェイパイロット」のスキルを競う「トップガンコンテスト」の決勝戦を、2026年1月23日に開催した。
先だって昨年11月に予選が行われ、WILLERの各営業所から約260人と、「WILLER EXPRESS」ブランドの高速乗合バスを同一のサービス水準で提供する運行会社「ウィラーエクスプレス アライアンス」の4社も参加。1月の決勝には、予選を勝ち抜いた山本巧さん(東京営業所)、原田尚樹さん(西三交通)、要正仁さん(大阪営業所)の3人が出場した。
上位3人のファイナリストになれる確率は、およそ「100人に1人」と非常に狭き門だ。そんな選りすぐりのファイナリストたちが、ハイウェイパイロットとしての「トップガン」(優勝)の栄誉と賞金100万円をかけ、最終審査に挑んだ。
