――PER(株価収益率)がちょっと高すぎるわけですね。

くりえみ そうです。AI会社って領域によってはかなり期待値が高いんです。なので最初の資金調達は意外と簡単なんですが、次のフェーズになっていくと実際の売上や継続的な収益を求められて、難しくなる。

――今後AI事業自体が「じゃあ本当に稼げるの?」という投資家からの疑問に勝っていかなきゃいけないわけですね。

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くりえみ それこそオルツの粉飾決算に関しては絶対に許されないことだとは思います。ただ一方で、スタートアップ経営の現実として、資金繰りは常に緊張感の中にあります。もし資金が尽きれば、社員やその家族の生活が守れなくなる。経営者はその重みを常に背負っていますし、そうした恐怖や不安と向き合う覚悟がなければ、スタートアップの経営はできない。

©山元茂樹/文藝春秋

 特にAI業界は技術の進化、市場環境の変化が早いので。状況に応じて方針を変える柔軟さやスピード感を持った判断が求められます。ただ、どんなに追い込まれた状況であっても、越えてはいけない一線を守ることが前提にあるべきだと思います。

――例えば今年、AI関連のスタートアップがバタバタ倒れる可能性もあるということでしょうか?

くりえみ めっちゃあると思います。うちの会社も夢で終わらせないために必死に頑張っています。

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