海外でトイレの質の低さに驚き、TOTO株を購入
◆
大津さんは個人で株への投資を始め、最初に購入したのが「TOTO」の株だった。ドイツ、オランダのクラブに移籍し、海外に行った際、トイレの質の低さに驚いたという。
日本のトイレは以前より外国人の評価が高く、当時は東京五輪も控えていたので、「日本のトイレはすごい」と評価が高まり、その最先端をいくTOTOの株が上がると予想した。東京五輪は無観客だったが、インバウンドで多くの観光客が来日。日本のトイレの評価が高まり、株価が上がった。
◆
現役中にスクールをやったらおもしろいんじゃないか
――株の投資を始め、2015年には酒井宏樹選手とサッカースクールを立ち上げました。この事業は、どういう発想でスタートされたのですか。
大津 サッカースクールって、引退してからやるケースがほとんどなんです。だから、現役中にスクールをやったらおもしろいんじゃないかって。いざやってみたら反響がすごかった。
スクールの対象は、小学生にしました。小学生と現役バリバリの選手が一緒にプレーする機会ってほぼないんですよ。そこで優しく教えるというよりは、プロの本気度を見せることを意識しました。僕らがめちゃくちゃ点を取るし、スライディングもするんです。
プロの凄さを見せることで子どもたちが刺激を受けて、もっとうまくなりたいとか、サッカー選手になりたいという人が増えてくれるといいなと。そのスクールは今も継続しています。
――サッカースクールの成功は、最初から見えていたのでしょうか。
大津 そうですね。そういうスクールって、子どもや親が求めているものだし、自分が困っていたり、あったらいいなと思うマーケットをやれば絶対に成功する自信がありました。
成功しないモデルじゃなかったから、ある意味、勝ちゲームでしたけど、もし失敗しても別にいいなと思ってましたね。
良いイメージが描けていないアスリートの引退後を改善したい
――2019年には、アスリートのキャリア形成支援などを行う株式会社ASSISTを設立します。
大津 これは、別に社長になりたいから作ったわけじゃなくて、自分のやりたい事業を行うために法人化が必要だったんです。
アスリートが引退したら、セカンドキャリアと言われるじゃないですか。それが嫌いだったので、その世界観を変えたいと思ったんですよね。
