ロンドン五輪で3得点を挙げてべスト4位入りに貢献し、日本代表としてもプレーした元サッカー選手の大津祐樹さん(35)。2023年12月に現役を引退し、2025年11月1日付けで、ブランド時計の中古品・新品販売などを手がける年商約300億円の企業「株式会社コミット」の代表取締役社長に就任した。

 いったいなぜ、サッカー元日本代表が年商300億円企業の社長に就任することになったのか――。

 大津さんに、コミットとの縁が生まれたきっかけ、社長就任の経緯、SNSについて、妻・久冨慶子アナとの結婚生活に至るまで、話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く

ADVERTISEMENT

大津祐樹さん ©細田忠/文藝春秋

◆◆◆

コミットとの縁が生まれたきっかけ

――2025年11月、大津さんが「ブランド時計の中古品・新品販売などを行う『株式会社コミット』の代表取締役社長に就任した」というニュースが流れてきました。現役時代を知るファン、サポーターは驚きもあったと思います。いつ、どんなきっかけでコミットとの縁が生まれたのでしょうか。

大津祐樹さん(以下、大津) 僕はもともと時計が好きだったんですけど、5~6年前くらいから時計をビジネスとして考えるようになって。それまで株や不動産の投資をしていましたが、その頃は金を買うなど、実物資産に対して投資をしていたんです。そのとき、時計のマーケットに気が付いたんです。

 実は、プロに入ったとき、最初に購入したのがロレックスのサブマリーナーでした。買った当時は50万円くらいでしたが、今は価格が高騰して100万円以上します。買ったときから年々、資産価値が上がっていくわけです。これは面白いなと思いましたし、さらに購入したいと思ってセカンドハンドショップを回っていたんです。

 そうしたら、コミットの接客が非常に良かったんですよ。それからコミットで時計を買い、お店の人と話すようになり、お付き合いが始まりました。僕の事業のスポンサーになってくれた後、当時の社長から「引退したら一緒に仕事をしましょう」と言っていただいたんです。