自分の強さは「セミプロである」と気付いた
――現役の頃から時計が好きだったのですね。
大津 サッカー選手って時計と車が好きですよね(笑)。僕も好きでしたし、今ではロレックスを中心に10本ほど持っています。特にヴィンテージものが好きですね。
現役の頃、選手仲間から時計について相談を受けていたりしたんですが、みんな、意外と情報がないというか、知らないんです。
僕は、多少知識がありましたし、時計の情報を持っていたので、アドバイスを伝えたりしていました。そういうことをやっているうちに、自分の強さは「セミプロである」ということに気が付いたんです。
セミプロなのでエンドユーザーの気持ちが分かりますし、いろんな視点で時計を見ることができる。これは今、僕が時計のビジネスをしている上で、大きなポイントになっていると思っています。
――2024年1月にコミットの取締役に就任します。大津さんはどのような役割を任されていたのでしょうか。
大津 全部ですね。経営だったり、プロモーションもそうですし、マネジメントも。基本的に僕はオールラウンドにやっていました。それで取締役として約2年働いた結果、グループの代表になったという感じです。
僕の仕事は「会社の武器をいかに発揮させるか」
――社長就任にあたり、時計について詳しく勉強したのですか。
大津 時計が好きでずっと見てたので、改めて勉強する、という感じではなかったです。僕らの会社は、素晴らしい鑑定士がいるのが強みなので、信頼してお任せしています。
仕事をする上では、それぞれ役割分担があるので、専門的なところは、その人に任せればいい。そうした会社の武器をいかに発揮させるかというところが、僕の仕事だと思っています。
――経営のことで悩んだとき、誰かに相談することは?
大津 ありがたいことに、昔から経営者の方々に相談できる環境があるので、そういった人から色々と学ばせてもらうことはあります。
とはいえ、僕は学びに行くのはすごい好きですけど、結局自分がそれをどう活かすかを考えるので、その人が言ってることが全て正しいとも思わない。その人がやっていたことで「これはいいな、盗めるな」と思うものは盗んでいくという感じです。
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現在、大津さんはブランド時計の中古品・新品販売などを手がける株式会社コミットの代表取締役社長として忙しい日々を送っている。2024年1月に同社の取締役になって以来、会社の売り上げが2.5倍に増え、年商120億円から今は300億円になった。
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