子育てに関して僕は戦力外。家での社長は妻
◆
大津さんの家庭は4人家族で、2021年に第1子、2025年に第2子が誕生している。長男は、すでにサッカーを始めるなど、父親の影響を受けているようだ。共働きゆえに、子育ての苦労もあるだろうが、どのようにそれぞれ役割を果たしているのだろうか。
◆
――子育てについて、役割分担などはしているのでしょうか。
大津 子育てに関しては、僕は正直、戦力外ですね(苦笑)。家での社長は妻ですし、子どもたちのことも妻が一番理解しているので、子育てはほぼ任せています。だから、僕が理想とする子育て論みたいなものもないです。
家にいる際、「これをやって」という妻のリクエストに対しては、もう全面的に応えます。また、子どもについての要望も基本的に賛成します。
会社もそうですが、家庭も現場の声が一番大事ですし、普段から妻は家でとんでもない量の家事や育児をしているので、何か頼まれたら僕がやらない選択肢はない。それが子育てを含め、夫婦円満に生活していく上で必要なことだと思っています。
ビジネスにおいて必要な要素がサッカーにはたくさんある
――父親になったことで、仕事に対する変化はありましたか?
大津 子どものために仕事を頑張ろうと思うんですよ。でも、そう思うと仕事が忙しくなって、子どもと過ごす時間が逆に少なくなるという矛盾が起きています。まあ世の中、矛盾だらけなので、そこに正解はないと思いながらやっています(苦笑)。
今、上の子はサッカーやっているんです。最初は、自分自身がサッカーの世界を経験してきた身なので、厳しい世界ですし、やらせたくないと思っていました。でも、会社をやり始めたとき、サッカーの経験って仕事にもすごく活きるし、大事だなと思ったので、考えが変わりました。
――サッカーの経験がビジネスにも活かされるということですか。
大津 サッカーはチームスポーツですが、個人の能力を高めるために何をしたらいいのかすごく考えますし、試合では瞬時にいろんなことを判断しないといけない。ビジネスにおいて必要な要素がたくさんあるんです。
組織でいえば、プレーヤーは社員、監督は社長、サポーターやファンは、お客様に当たります。その人たちを満足させるために、目標に向かって一致団結して努力するのは、サッカーもビジネスも同じなんですよ。
◆
大津さんは、スポーツの経験、サッカーの経験をビジネスにうまく活かすことができているという。とりわけ、2018年に横浜F・マリノスに移籍してプレーした3年間、ジュビロ磐田での3年間の経験が非常に大きかった。マリノスでは2019年にリーグ優勝に貢献し、ジュビロでは2021年のJ2優勝とJ1昇格に貢献した。
◆
