金メダルのアリサ・リウは喜び爆発、歓喜全開!
それにつられたのか、世界中のスポーツライターの筆がノリに乗っている。
まず、ニューヨーク・タイムズ傘下のスポーツ専門サイト、『ジ・アスレティック』のマーカス・トンプソン2世の振り返りから。トンプソン記者、アリサ・リウのことをこうまとめる。
「ヒップホップをTikTokで踊り、歯茎にピアスをして、時間にルーズで、だぶだぶのジーンズを愛する20歳。それがフィギュアの新しいスーパースターだ」
「結果至上主義が蔓延する時代、オリンピックという世界最大のスポーツの舞台で、どれほど多くのアスリートが心を蝕んだことか。その対極にリウはいる」
13歳で全米選手権優勝。しかし、北京オリンピックの後、必ずしも順調ではなかった彼女の道のりを、次のように要約する。
「北京オリンピックから数カ月後、リウはメンタルヘルスを理由に突然引退。誰かに引き留められる前にインスタグラムで引退を“公式に発表”してしまう。そしてUCLAに進学して心理学を学び、友人とヒマラヤでハイキングを楽しむ。これまで、枠にハメられていると感じていた競技から離れ、自分を発見した」
当時のことをリウはこう振り返る。
「引退した時、本当にスケートが嫌いだった。大会も順位も選手も、プログラムも、本当にどうでもよかった。ただ、離れたかった。名声も、SNSも、インタビューも全部、嫌」



