『M-1グランプリ』ラストイヤーにして、「敗者復活枠」で決勝に進出した、マセキ芸能社所属のカナメストーン。オリーブ色のセットアップに身を包み、エキセントリックなボケを繰り出す山口誠と、まぶしいオレンジ色のジャケットを羽織り、よく通る高音の声でツッコむ零士。
16年間共同生活を続ける2人にとって、互いは「相方よりも先に友達」だという。そんな彼らの出会いは中学校まで遡る。共にサッカー部に所属し、部活に励んでいた2人だが、始めから仲が良かったわけではなく、むしろ牽制し合う関係だったとか。
2人がここまで仲良くなるまでに一体何があったのか、学生時代の思い出を振り返ってもらいながら、そのきっかけを探った。(全4回の2回目/続きを読む)
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ロン毛のゴールキーパーと坊主に前髪だけカーブのサッカー少年として出会う
――そもそも、お2人はどのように出会ったんですか?
零士 ちゃんと出会ったのは中学のときですね。
山口 零士とは別の小学校だったんですが、お互いサッカー少年団に入っていて、試合したりもしていたので、存在を知ってはいたんですよ。零士はロン毛のゴールキーパーでしたね。
零士 小学生でロン毛のゴールキーパーってなかなかいないよね。
山口 俺もロン毛だったんですけどね。
零士 違います! 坊主に前髪だけカーブです。一番怖い髪型だった。やめて、髪型で相手に恐怖を与えて、心を惑わせて勝つ戦法。
山口 ゴメンネ
零士 ごめんねじゃない。それで、中学2年の冬までは、お互いなんとなく牽制し合っていて喋ってなかったんですよ。ただ、何かのきっかけで喋り始めたら、「あれ、こいつ面白いな」と思うようになって、そこから卒業するまで毎日一緒にいましたね。
山口 俺が覚えてるのは、中2の冬に俺が洗顔しまくって顔がすごい乾燥していたタイミングで、みんなで遊ぶために集まったら、零士が「粉吹いてんのかよ!」ってツッコんできて。
零士 まだ仲良くないときだよね。
山口 その時にみんなが、「でぃえ――ー!!! おもしれ――ー!!!」って。
零士 いや、そんなことで爆笑起きてるの、地元のみんながつまんないやつらと思われちゃうから(笑)。
僕以外の友達は、山口にそこまで言わなかったんですよ。でも僕は別に山口のことは怖くなかったし、「ふざけんなよ」とか言われても、「てめぇだろ?」って言い返せると思ってて。その時に、山口は忘れてるかもしれないけど、そうやってツッコんでくるやつのほうが好きなんだよね、みたいなことを言われたんですよ。僕はただ思ったことを言っただけなのに。

