――お互いがいるから頑張れるみたいなところは大きいですか?

零士 それは絶対そうです。1人より全然パワーは出てるんで。

山口 タシカニ

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零士 一緒に住んでるし、同じ人生を歩んでるので、安心するんですよね。もし俺が食いっぱぐれたとしても、山口も食いっぱぐれてるんだろうし、最終的になんとかなるよな、っていうのは強いかもしれないです。

山口  一緒に死にゃいいかって。

零士 そうそう、まあ最悪それでもいいっていう気持ちを持ってることでやれてるところもあるのかもしれない。もちろん、負けず嫌いだからウケたいし、勝ちたいですけどね。

自宅の階段には2人の軌跡が飾ってあった ©細田忠/文藝春秋

カナメストーンとしての信念は「相手をサゲない」「1人にしない」

――カナメストーンとして、ほかに絶対に曲げない信念はありますか?

零士 頑張ってるやつを見捨てないっていう気持ちが強いかもしれないですね。ライブで後輩が頑張って前に出てきて、めっちゃスベってるとするじゃないですか。それも僕らは面白いなと思うんです、頑張る気持ちも分かるし。で、そういうやつを1人にしない。

 こいつめっちゃ頑張ってスベってるけど、僕のほうがスベってやるぞ、みたいな。それは2人とも同じような気持ちだと思います。

山口 一緒に出ていく。見捨てる先輩にだけはなりたくないっていう。

零士 一緒にウケさせることは能力的にできないかもしれないけど、1人にはしないから任せておいてって。僕らも先輩たちにそうされてきて、嬉しかったのはすごくあるんで。

©細田忠/文藝春秋

山口 で、その真逆の人がいるのも味わってきたので。

零士 潰しに来るみたいなね。そういうのはお笑いにいらない行為だと思っているので、マジでしたくないですね。

山口 でも今はそういう先輩、あまりいなくなったな。

零士 そうだね。多分この信念を持って過ごしていると、そういう人たちと一緒になる機会も減っていくのかもしんないですね。僕はそれでいいじゃんって思っちゃいます。全員と上手くやるとかはいいや、っていうとこまで行き着いちゃいましたね。

次の記事に続く M-1決勝後の生配信で「スパチャが100万円送られてきた」40歳同級生コンビのカナメストーンが実感した、“M-1ドリーム”の絶大な影響

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