「これからも私は私を信じる」コーチェラ批判に対する“返事”
彼女たちが立ったのは「サハラステージ」。その名からも想像がつく通り、乾燥した空気と吹き荒れる風、歌唱するのに適した環境ではなかったことは間違いない。その後、宮脇咲良がWeverse(ファンとの交流アプリ)にメッセージを投稿。そこには長年スポットライトを浴び、1つ1つのステージで最善を尽くしてきた彼女にしか書けない、プロのエンターテイナーとしての矜持があった。
誰かの目には、未熟かもしれない。
でも誰にとっても完璧な人なんていなくて
私たちが見せてきたステージの中で、最高のステージだったことは、揺るぎない事実です。
私は私を裏切らないし、これからも私を信じています。
編み物ブームの先駆者に、日韓の女性を繋ぐ「癒し」と「交流」
そして宮脇咲良といえば、外せないキーワードが「編み物(クロシェ)」だ。仕事の待ち時間を有効活用するために始め、今はリフレッシュの手段にもなっているという。
2023年末から彼女がSNSで披露し始めた編み物は、いまや日韓のZ世代を巻き込む大きなトレンドとなった。TWICEのサナへ贈った帽子など、編み物グッズを通じたアーティスト仲間との温かな交流も話題に。その後2025年1月には自身の編み物グッズブランド「KKUROCHET」をローンチ。日本の100円ショップや手芸店では毛糸が品薄になる社会現象まで起きている。
筆者の知人の韓国人女性も、最近の日本旅行で真っ先に訪れたのが「ユザワヤ」だったという。韓国では手に入らないタイプの毛糸を探しにいったそうだ。編み物の魅力について聞いてみたところ、忙しい日常のなかで、一針ずつ編んでゆく手作業が癒しとなり、何かを完成させるという達成感も味わえるとのこと。そして「何より、編み物に集中していると細かい悩みが吹っ飛ぶ!」と笑っていた。
効率や他者からの評価に追われる現代の女性たちが、心の奥底で求めていた「自分を慈しむ時間」の価値を、宮脇咲良は自らの実体験を通して提示した。最初からビジネスとして狙ったわけではなく、純粋な趣味が結果として人の心と経済を動かす。この飾らなさこそ、彼女らしさなのだろう。




