東京アニメアワードフェスティバル2026(TAAF2026)で、アニメーション界への多大なる貢献を讃える「アニメ功労部門」で顕彰された漫画家・竹宮惠子氏。3月15日、それを記念して、名作『地球(テラ)へ…』のテレビアニメ版のセレクション上映とトークショーが開催された。この日上映されたのは、シリーズの4話、8話、最終24話。上映直後の興奮が冷めやらぬ中、竹宮氏が登壇。原作、1980年の劇場版アニメ、2007年のテレビ版を振り返り、時代を超えて愛される『地球へ…』についてのトークが行われた。聞き手は高橋望氏(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構理事)が務めた。(全2回の1回目/2回目を読む)
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「キャラクターたちを心配してしまった」
高橋望氏(以下、高橋) アニメ功労部門を受賞されました竹宮惠子先生、どうぞご登壇ください。拍手でお迎えください。(場内、大きな拍手)
竹宮惠子氏(以下、竹宮) 会場で上映を観ていまして、大変緊張しました。なんだか昔観ていた時よりも、緊張したんですね。私自身が作ったキャラクターたちが「これからどうなるの?」っていう心配をしてしまったというか、親心みたいなものがあって緊張しました。とても素晴らしかったと思います。ラストシーン、こんなに感動的だったんだって、今思っています。
高橋 ありがとうございます。今回、功労賞を受賞されたわけですが、実は竹宮作品のアニメ化というのはそれほど多くはないですよね。しかし数ではなく、アニメ界に与えた影響が非常に大きいと思います。『地球へ…』の原作の発表は1977年、最初の劇場アニメ化が1980年、そして今回観ていただいたテレビ版が2007年。それぞれ立ち位置が違いますが、本日は原作や劇場版のお話もできるだけ伺いたいと思います。
竹宮 よろしくお願いします。

