数字が示す欧米キリスト教の衰退
欧米におけるキリスト教の現状を示すデータをいくつか挙げておく。
(1)フランスでは、1958年35%のフランス人が日曜日のミサに参加していたが、2004年にはわずか5%に低下している。
(2)スペインでは、2010年の統計によれば、カトリック信徒の3分の2が教会の儀式にほとんど参加したことがないと答えている。
(3)ドイツでは、2006年に8万4389人、2007年に9万3667人、2008年に12万1155人と、この3年間で合計29万9211人のカトリック信者が教会を離れたと発表している。カトリック教会への新しい入信者数は、2007年は4881名、2008年は4388名であった。また、2007年と2008年の一年間に、185の教会が閉鎖されている。
(4)オーストリアでは、2004年には4万5000人が、2005年には4万4609人が、2006年は3万6645人が法的にカトリック教会から脱会した。2007年には2006年と比較すると、信徒数が18%減少し、2010年には8万7000人のカトリック信徒が教会を離れ、2009年と比べ64%減少している。
(5)アメリカ合衆国では、2008年だけで40万人がカトリック教会を離れ、1995年から2008年までに、教会の数が1000以上減少し、司祭の数も4万9000人から4万人に減少している。また将来司祭になろうとするカトリック神学生の数も、1970年の2万8819名から、2002年には4719名に激減している。
このままでは、日本もそうであるが、近い将来必要な司祭数の確保に支障をきたすことが危惧される。