ソロキャンプもYouTubeも会社員も続けていきたい
――でも、そこから約6年キャンプを続けていますよね。そんなにしんどかったのに、どうしてでしょう?
mii 個室居酒屋で何時間本を読んでも消えなかった上司の存在が、キャンプをしている間は、一度も現れなかったんです。目の前のことに必死すぎて、日常の嫌なことが“上書き”されていったんだと思います。フィジカルのしんどさが、メンタルのしんどさを塗り替えてくれる感覚というか。それで「よし、続けよう」って思えました。
――その上司とは、その後どうなったのでしょうか。
mii 異動で離れることになったので、結果的にですが悩みは解決しました。
――でも、悩みがなくなったあとも、ソロキャンプもYouTubeも続けた。
mii はい。やっているうちに、自分が楽しいのはもちろん「視聴者さんが楽しんでくれること」が新しいモチベーションになっていたんです。例えば、ソロキャンプでは予期せぬトラブルが起こることも多いのですが、あえてそのままアップしたりして。
――これまで、どんなトラブルがあったのでしょうか。
mii ハンモックでキャンプを楽しむ動画を撮影する予定だったのに、ハンモック自体を忘れてしまったり。小型ストーブが椅子に燃え移って火傷をしてしまったり、ゲリラ豪雨でテントが浸水する中キャンプを続行したりしたこともあります。
その時は必死だから、見られるのはちょっと恥ずかしいんですけど(笑)。でも、楽しいだけじゃないリアルな姿も見せることで、視聴者さんが関心を持ってくれたらいいなと思っています。
――miiさんの動画には、現在の上司も出演されていますよね。
mii はい。上司とキャンプって、意外性があって面白いんじゃないかなと思って。思い切って誘ってみたら、「暇だからいいよ」って快く引き受けてくれました。
私の会社はリモートワークかつシフト制なので、普段会社の人たちと顔を合わせる機会はあまりないんですよ。だから、YouTubeが良いコミュニケーションにもなっています。
――今も会社員を続けながらYouTubeをしているのですね。
mii 会社には、YouTubeの活動を伝えています。すごく理解してくれているので、両立できているんです。
――とはいえ、会社員とYouTuberを両立するのは大変ではないですか。
mii 平日は仕事、休みの日はソロキャンプか一人旅か、動画の編集作業。何もしない時間は、たしかにほとんどないかもしれません。
でも、もともと一人で過ごす方が好きでしたし、会社員とYouTubeでは違うやりがいがあるので、今のところどちらも辞めるつもりはありません。
